甘い疑惑の王子様



――――………


『あの……』

「どうなさいました?」


一人のメイドさんが
私の言葉に答えた。



『じっ自分でできます!』


広い部屋いっぱいに響いた声。



「いえいえ。雅之様より申し付けられましたので私共にお任せ下さい」


あんなに声を張り上げたのに
私の抵抗は虚しくも破れた。



大きな浴槽の中で
私の髪や体をメイドさん達が
綺麗にしてゆく。



そう……お風呂に案内されるなり
無理矢理と言っていい程
私は服を脱がされ浴槽に入れられた。


子供じゃないのに……

さっきから
とことんされるがまま。


大きなため息を漏らし
私は抵抗するのを諦めた。