甘い疑惑の王子様




それを聞くと彼は
柔らかい笑顔で手を差し伸べて来た。



こ…これって


「真奈美か…可愛い名前だね。僕は神宮雅之。おいで」


私は戸惑いながらも
彼の手に自分の手を重ねた。



まるでお姫様みたい……



車から降りて
彼に案内されると大きい屋敷。


屋敷の大きさに驚いて言葉もでないくらいだったが、ある程度の予想はしていた。



―――ガチャ


大きい扉が開かれた。


「「お帰りなさいませ。雅之様」」


扉の向こうには
待ち構えて居たメイド服の人逹と
タキシードの人達数名が一斉に声を揃えた。


すっ…すごすぎる。