女の子は私を睨み付けてくる。 『ぁ~…うん』 視線が痛い。 「マジで?少しは女子高生らしい事しろよな」 『……ありがと!じゃあっ』 私は逃げるように背を向け 再び走り出した。 シンちゃんは 昔から女の子に取り囲まれていた。 イケメンで優しくて 私は小さい頃から一緒で よく女の子に恨まれていた。 成長するにつれて その視線がハッキリと分かる。