台所に立ち夕飯の支度を始めた。 涼は夕方から始まった いつものアニメを嬉しそうに見始めた。 それにしても 梨子は何時に帰って来るのかな… 野菜を切りながらも 頭の中では梨子の事が離れない。 ―――ピンポーン するとインターホンが音を鳴らした。 「僕出る~!」 テレビを見ていた涼が 玄関に走り出した。 ―――ガチャ 玄関の開ける音がすると 涼が嬉しそうに騒ぐ声が聞こえてくる。 その声が 誰かを物語る。