甘い疑惑の王子様




「何笑ってんだよ、真奈美」


いきなり私が笑ったものだから
不思議な顔をするシンちゃん。


「別に♪」


テンション高々と
語尾が上がる。



今日は嬉しかったし
仕方ないから黙っててあげるよ♪


心の中でシンちゃんに言った。



シンちゃんはしつこく聞いてきたけど
上手く流した。



「お腹空かない?」

「そうだな」


由利ちゃんと充君が
もっともな事を言った。



「飯食お~ぜ」


ずっとしつこかったシンちゃんも
お腹が空いていたのか

すぐに話に入った。




梨子達大丈夫かな…?



時間が進むにつれて
梨子と涼の事が強く浮かぶ。



それを最初に察してくれたのは
やっぱりシンちゃんだった。