甘い疑惑の王子様




メールの送り主は梨子だった。


「梨子?珍しいな」


シンちゃんが首を傾げた。


そうだよね。


あの子が学校に居る間
メールしてくるなんて

珍しい。



朝だって普通に話してたけど
何か急用かな?



慣れない手つきで
ボタンを押しメールを開いた。




あ……



「…あらまぁ」


隣から顔を覗かせる
由利ちゃんが小さな声で呟いた。


「お前、自分の誕生日忘れるとか相当バカだぜ?」


分かってるよ……


「バカねぇ~信也!そおゆうところが真奈美らしいんじゃんっ!!まぁバカも程々にしてほしいけどね~」



「だよなぁ~」