甘い疑惑の王子様



瞼が熱くなるのを感じ
必死で堪えた。


『…っ…ありがと』


「あ~真奈美泣くの?」


「おっ…おいっ泣くなよ!!?」


「お前らのせいだな」



私が泣きそうなのを感じとると
三人は慌てて私の事をなだめてくれた。


ふふ…私って幸せ者だ。


皆の優しさに包まれながら
温かい気持ちになっていると


ポケットにしまっていた携帯が
鈍い音をたてて震えた。



誰?


連絡なんか全然…まったくこない自分の携帯がほぼ初めてと言っていい程

鳴った事に驚く。


携帯を取り出すと
由利ちゃんとシンちゃんは
誰?と不思議そうな顔をした。