《完》オフィスでとびきりの夜を

だけどもう、止められなかった。



無茶苦茶でも何でもいい。

とにかく考えを改めて
ほしいって……もう、
それだけで頭がいっぱいで。



「モデルとかしてみんなに
褒められて、チヤホヤ
されたいの?

ホストなんてやってたから
そういう欲求押さえられ
ないんだ!?」



「は? 欲求って――…
そんなわけないだろ」



「ウソ! じゃあなんでよ!?

結局今でも目立ちたい
だけなんじゃないっ。

ふざけてるよそんなの!

瑞樹はもっとマジメだと
思ってたのにガッカリだよ!」



胸の中のどす黒い感情が、
全部心ない言葉に乗せて
吐き出された。



一気にまくし立てて……
言い終わった後であたしは
ようやく前を見る。