《完》オフィスでとびきりの夜を

「……………!!」



どこかで嫌な予感は
感じてたかもしれない。



だけどそれが現実になった
瞬間……

あたしは体が粉々に砕け
そうなほどのショックを
受けて、座ってるはずの
地面さえ消えてなくなった
ように感じた。



「ウ……ソ、でしょ……?」



まるで自分のものじゃ
ないようなかすれた声。



だけどその声にも、瑞樹は
ちゃんと首を振って答える。
――首の動きは、横に。



「嘘じゃない。

たしかに驚いたし奇抜な案
だとは思うけど、客観的に
考えても面白そうだし。

みんなも乗り気だったし……
それに、何より――」



「何より、ナニよ!?

藤倉課長の命令だからっ!?」