《完》オフィスでとびきりの夜を

あまりの盛り上がりで
このまま成り行き的に話が
決定しちゃいそうな気が
して、あたしは思わず声を
あげた。



でも、その続きの言葉が出ない。



……なんて言えばいい?



あたしは反対。



だけどみんなや課長を納得
させるだけの理由として、
どう言ったら……?



「……………っ」



結局あたしはみんなの前で
堂々と言えるだけの言葉を
見つけられなかった。



そして無意識のうちに
すがるように瑞樹を見ると
……キョロキョロと周囲を
見回してた瑞樹と、目があう。



「莉央さん………」



「……どうするの?

瑞樹――クン………」



上司命令みたいに言われ
てるけど、こんな無茶な
話、瑞樹が断固断れば
立ち消えちゃうはず。