《完》オフィスでとびきりの夜を

こういうのを鳩が豆鉄砲
食ったっていうんだろうな。


それくらい驚きをあらわに
して、ア然って言っても
いい顔で課長を見てた。



「そうよ。

プレス関係や店頭POP、他諸々。

全面的に商品を着用した
瑞樹をモデルにして宣伝するわ。

瑞樹にイメージモデルに
なってもらう、って
言ってもいいかもね」



「オレが……イメージ
モデル……」



もう一度課長の言葉を
そのまま繰り返して、
瑞樹は黙り込んだ。



本人の驚きをよそに興奮
し出したのは、周りの他の
メンバーの方だ。



「瑞樹クンがモデル……。

ちょ、超いいかも……!!」



「あ、あたし絶対見たい!

てゆーか瑞樹クンが着て
くれるんだったらデザイン
しがいあるよね!」