《完》オフィスでとびきりの夜を

「瑞樹にモデルになって
もらって、広報活動も一括
してうちでやっちゃおう
ってこと。

――どう? 

広報関係の予算が開発に
まわせて、一石二鳥でしょ?」



「なっ………!?」



ほとんどひっくり返った
変な叫び声が思わず口を
ついて出た。



でも誰ひとりそれに注目
することはない。



だって叫び声をあげてる
のはあたしだけじゃない。


きっと藤倉課長以外の
全員が驚きと興奮を押さえ
切れずに叫んでたろう。


それくらい、室内は大きな
ざわめきに包まれてた。



そして、そのざわめきの
中心にいる瑞樹は――…。



「オ、オレがモデル!?」