《完》オフィスでとびきりの夜を

「まぁ、問題はまだまだ
山積みだけどな。

宮川さんもよくやってる
方だよ。

藤倉課長の後任なんて、
俺だったらプレッシャーで
絶対ムリ!」



藤倉課長の名前を聞いて、
この人達が課長の元部下
だってことを確信する。



あたしは引き込まれる
ように彼らの話に耳を
澄まし続けた。



次に口を開いたのは、
課長に会いに来てたあの
女の人だった。



「あ、そういえば私、
異動初日に藤倉課長の所
行ったじゃん?

課長、もうすっかり
向こうになじんじゃってたよ。
やっぱさすがって感じ」



「ストロベリーガールズかぁ。

あそこってたしか、新人の
王子様がいるとこじゃ
なかったっけ?」