《完》オフィスでとびきりの夜を

「あら、いいじゃない。
開けましょうよ。

っていうか私も早く見たいわ」



『やったー!』という
歓声で室内はワッと沸き、
沙織さんが満を持して
包装を解きにかかった。



その時間も待ち兼ねる
ように全員が沙織さんを
取り囲み、今か今かと
ポスターの登場を待つ。



やがてようやく筒状の
ケースから取り出された
大きな紙が、テーブルの
上に広げられて――…。



(―――――!!

すごい………!)



『おお〜〜っ』っていう
どよめきが起こるなか、
あたしは声すら出せなかった。



(これが……瑞樹……!?)



思わずそう思ってしまう
くらい、そのポスターは
すごくて。