《完》オフィスでとびきりの夜を

「これからは、ちゃんと
莉央に全部話すよ。

オレの気持ち、オレの
望んでること。

莉央に伝わるまで、何度でも」



静かな、だけどひっそりと
した決意を込めた声で
そう言って、瑞樹は優しく
あたしの体を抱いた。



たくましい胸に頬を
うずめて、あたしは
そっと瞳を閉じる。



トクトクトク……

耳元で聞こえる鼓動が、
心地よく体に染み渡っていった。



瑞樹の存在で心と体が
満たされていくのを感じ
ながら、あたしも静かに
頷いた――…。





     ☆☆☆☆☆



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