｢……帰ろう？

オレ、早く莉央とちゃんと
二人きりになれる所に行きたい｣



あたしを覗き込んで囁く、
優しくて甘い声。



｢うん―――そうだね――…｣



あたしは一も二もなく
頷いて、温かくて大きな
腕の中に飛び込んでた――…。






　　　　　☆☆☆☆☆




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