《完》オフィスでとびきりの夜を

そしてポンポンとあたしの
頭のてっぺんを叩きながら、



「んで、課長はそうやって
部下を見たり仕事をする
上で、年齢とか勤務年数
とかは一切基準にしない。

あれだよ、実力主義ってヤツ?

――まぁつまり、そーゆーこと」



「あ……………」



“次は瑞樹がターゲット”



“課長は年齢とかおかまいなし”



……ようやく頭の中で、
バラバラだったパズルの
ピースが合うように形が
できあがっていく。



あの時はどう聞いても
なまめかしい言葉にしか
聞こえなかったのに……


瑞樹の言葉通りにピースを
合わせれば、それはなんら
怪しくもおかしくもない
話で……。