顔をしかめたあたしに、
瑞樹はクスリと笑みをこぼして、



「罰として、今夜は
寝かせてあげない♪」



「えっ!? 

な、何言って……/////」



とたんにボッと火がついた
ように顔がほてっちゃう
のを感じる。



「プッ……。

莉央、今想像した?」



「しっ、してないっ!

もうっ、瑞樹のバカッ!!」



かっこよくて優しくて――

だけどやっぱり、とんでも
ない色ボケ彼氏だよ!



焼けるように熱い頬を掌で
隠して、あたしはごまかす
ようにまたズンズンと
歩き出した――。





     ☆☆☆☆☆



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