《完》オフィスでとびきりの夜を

「…………? 誤解……!?」



どういうこと?



あたしはマジマジと瑞樹を
見上げた。



瑞樹はまだ少しだけ顔に
笑みを浮かべながら、



「元部下の人が言ってた
それ、きっと全部、仕事の
ことだよ」



「えっ? 仕事―――!?」



そう言われても全然
理解できない。


あの話の内容の、どこが
仕事のことだって……?




疑問は顔にも出てた
みたいで、瑞樹は軽く息を
つくと補うように話し出す。



「藤倉課長は、自分が
見込んだ部下にはとことん
手をかけたり、チャンスを
くれたり。

そういう育て方を
してくれる人なんだよ」



「自分が見込んだ……
部下……?」