《完》オフィスでとびきりの夜を

そうだ……
思わぬトラブルが入った
けど、あたしが決めてきた
ことになんら変わりはない。


課長との事だって、どうせ
聞こうと思ってたんだ。



(聞かなきゃ。瑞樹の気持ちを。

そして伝えなきゃ――)




――あたしの、想いを――…。




「いつまでもこのままじゃ
嫌だって……

ダメだって思ったから、
あたし……」



勇気を奮い起こして話し
始めたあたしを、瑞樹は
黙って真剣な顔で見つめ
返してる。



あたしの声は張り詰めて、
かすかに震えてた。



だけどあたしは、言葉を
切ることなく話し続ける。