課長がいなくなった空間に
残されたのは、静寂。
あたしも瑞樹もしばらく
石のように押し黙ってて、
なんの言葉もない。
永遠に続くかと錯覚
しそうな沈黙だったけど、
やがてその沈黙を少しだけ
ハスキーな声が破った。
「……オレも、沙織さん
から莉央は来ないって
聞いてたよ。
―――なんで、来たの?」
「……………!」
“なんで来たのか”
その言葉には“見学に
来た”って意味だけじゃ
なく、“どうして今ここに
来たのか”って意味も
込められてる。
そう気づいたから、
すぐには言葉を返せなかった。
瑞樹はきっともう気づいてる。
あたしが大きな決意をした
うえで、今日ここに来たん
だってこと。
残されたのは、静寂。
あたしも瑞樹もしばらく
石のように押し黙ってて、
なんの言葉もない。
永遠に続くかと錯覚
しそうな沈黙だったけど、
やがてその沈黙を少しだけ
ハスキーな声が破った。
「……オレも、沙織さん
から莉央は来ないって
聞いてたよ。
―――なんで、来たの?」
「……………!」
“なんで来たのか”
その言葉には“見学に
来た”って意味だけじゃ
なく、“どうして今ここに
来たのか”って意味も
込められてる。
そう気づいたから、
すぐには言葉を返せなかった。
瑞樹はきっともう気づいてる。
あたしが大きな決意をした
うえで、今日ここに来たん
だってこと。

