《完》オフィスでとびきりの夜を

「マッ、マッサージ……!?」



(そんな……どういうこと!?

そりゃタオルかけてるし
腕まくってるし、いかにも
そんな感じだけどっ)



「そんな……。

だって今さっき、困るとか
やめてとか――…」



狼狽したように言ってた
じゃないっ?

なんでマッサージであんな
言い方になるのよ!?



ろくに言葉にはなって
なかったけど、鋭い瑞樹
にはあたしの意図が通じた
らしい。



瑞樹は気遣うように
チラッと背後に視線を
走らせてから、



「課長のやり方、痛いんだよ。

それにオレ、別にそんな
凝る体質じゃないし……」



「まぁ失礼ね。痛いから
気持ちいいんでしょ。

それに凝ってなくたって
リラックス効果があるんだから」