《完》オフィスでとびきりの夜を

だけど今は……正直、
こんなに褒められてる
瑞樹のことが誇らしい。



それにあたしも、すごく
感動してて。



できることなら今すぐに
でも、瑞樹に『お疲れ様』
って抱きついちゃいたい
気分だよ――…。




「さてと、それじゃあ
私達も出よっか。

スタッフさんの邪魔に
なっちゃいけないからね」



沙織さんがみんなに向けて
言った声に、あたしは
ハッと顔をあげた。



と同時に、周りからは
ブーイングに近い声があがる。



「出るって、帰るんですか?

楽屋、あたし達は行っちゃ
ダメなの??」



「えーっ、そんなのつまんない!

もう撮影終わったんだから
いいですよねー?」