《完》オフィスでとびきりの夜を

活気っていうのかな……

そういうのが、ここまで
伝わってくるくらいあふれてる。



なんでだろ?

自分が関係者だから、そう
思えるだけなのかな……。




その時隣の後輩が小さく
叫び声をあげたんで、
あたしも何事かと思って
彼女の視線を追った。


すると、その先にいたのは――。



「あっ、瑞樹クンだぁっ!」



誰かの声どおり。


中心に近い別の入口から、
課長やスタイリストらしい
スタッフと一緒に、衣装に
着替えた瑞樹が姿を現す――。



「いやぁ〜んっ、やっぱ
あのパーカー超似合ってる
よぉっ〜」



「てゆーか瑞樹クン髪型
いつもと違うし!!

ヤバッ、超かわいくない!?」