兄ちゃんが言った一言に俺は冷や汗が出た。 そんなこと一度も考えたことがなかった。 歩美の隣に他の男が・・・ 「嫌だっ」 「だろ?気持ち伝えてみろよ」 「うんっ」 気持ちを伝えたのは中2の冬だった。 気持ちを伝えて歩美を見ると頬を真っ赤にしている歩美がいた。 「私も寿樹が好き。ずっと好きだった。」