くらくら…する…


体の力がどんどん抜けてく。

光樹に身を預けるように胸のなかに倒れてしまった。


「やっぱり…。今日は休め」

そっと肩をとってあたしを部屋に戻した。


「おばさんには俺から言っとくから。じゃあな」

そうとだけ言うとドアを閉め、階段を降りる音がした。



………。

なんで?
どうして…

心配するの?
おでこなんてくっつけてくるの…