その潤んだ瞳にあたしはごくんと唾を飲む。 どきどきと心臓が暴れだした。 頭が回らなくて。 「おいで?」て言う光樹に素直に甘えたい。 でも傍にいったら歯止めがきかなくなってしまう。 「あ…の、今日はちょっと凝ったご飯作りたい気分だからっ…時間かかるから今からやるよ…」 とっさに浮かんだ変な嘘。 目を丸く見開いた光樹は小さくため息をつくと、ギシッと音をたててソファから立ち上がった。 一歩ずつあたしへ近づく。