「えっ!?ちょ…どうしたの?」 フォークをお皿の上に乱暴に置いて、抄希はあたしの涙を拭う。 あたしは最低だ。 蓮くんにキスされたことも隠してるし。 家に帰ったら光樹がいる。それで不安を紛らしたり。 「ごめ…ん…」 声が震えていてうまく喋れない。 喉の奥がぎゅーて苦しい。 目の前にあるカラオケの歌本もぼやけて見えなくて。