プルルル…
電話越しから一定のリズムを保った機械音。
…出ない。
抄希はまったくでてくれなくてあたしは呆れて電話を切った。
まあ。抄希も怖いと思うからだめだよね。
あたし一人で行かなくちゃ。
はや歩きでガラの悪そうな男の人たちを通り抜けよいとした。
「ねえ♪そこの君!」
やっぱり。
ワンパターンだ。
あたしはその人たちに囲まれてしまった。
どうしよう。
怖い。
声がでないっ…。
「泣きそうになってる~♪可愛いっ」
思わず泣きそうになってしまったのが逆効果。
「あの…っやっ!!」
やっと落ち着いて声を出せたのに…

