「なんだあ。寝てたのか…」 ばくばく鳴っていた心臓は光樹が目に入ってからゆっくりと平常になっていた。 リビングのすみにカバンを置き、あたしはキッチンに立つ。 「今日はなに作ろう…」 顎に手をあて、悩む。 光樹が好きなハンバーグ作ろうか。でもそんな時間ないしなあ。 あたしは結局冷蔵庫にあったサイコロステーキを焼いてお皿に盛り付けた。