この香りは香水。あたしは知ってるよ。 前に部屋に入ったとき、ふと目に入った朝日にきらきら輝く綺麗なボトルが。 その横にもう1個違う色の同じ形の香水があって。 片方が男の子用で。片方が女の子用だった。 きっと彼女にあげるんだろう。 あたしはダメ元で告白したんだ。しないよりはましでしょ? あたしは黙って光樹の心臓の音を聞いていた。