ゴクリと息を飲み込み、小さく息をすう。 誰にも聞こえないような声で恐る恐る同居の事をはなす。 「ええ!?あの光樹と?」 予想していた驚きようで大きな声を張り上げた。 あたしは無理矢理抄希の口を両手で塞いだ。 「ちょっとやめてよ!!回りにバレるって。あたしが面倒臭いんだよ」 耳打ちでそう言った。 抄希は「あぁ、ごめーん」て笑いながら謝った。 こいつ…本気で悪いなんて思ってない! 「んじゃカラオケはチャラだな」