あたしは言う。 「はやっ」 リビングを開けるとソファーにごろりと横になってる光樹が顔をあげる。 帰ってくるのが早すぎたのか光樹は声を上げた。 でもその顔の裏はどこかほっとしてるようで。 汗が滴り落ちる。それを拭ってあたしは光樹の前に立つ。 あたしは確率はなくてもいうんだと決めれた。 「聞いて…欲しいんだ…」 ごくりと唾を飲む。 ひやりと空気が流れる。あたしはそっと口を開けた。 「あたしは蓮くんが好きだったんだ…」 あくまでも過去形でいう。