「ちょっ…さみぃっつの!取んなっ」 ガッシリ布団を掴んでいる手は離れる気配がまったくない。 はあ。 「遅刻するって!」 とうとうあたしも頭にきて、好きな人に向かって怒鳴ってしまった。 「はあああ?今日休みだろ、あほ」 目を細め、布団からでると背伸びをして部屋を出ていった光樹の後ろ姿をただ見つめてることしかできなかった。 え?は。 休みってなんだ。 今日は平日のはずじゃん。 光樹の部屋にかかってあるカレンダーを見た。ら。 (土曜日)