あたしは固まる。手にはうっすら汗が。 静かな教室には外からの部活の声。笑い声。 廊下からは先生の声。 そしてあたしの心臓の音しか聞こえなくて。 聞こえちゃうんじゃないかってほどの心臓の音。それが嫌で少し後退り。 「なあ」 低い声でいう光樹に思わずどきっとなる。 「べつになにも…」 瞬間的に出る嘘。 やばい。 バレバレだ。