ちょびっと青春。

『おっ!食べた食べた!』

『やっぱりわたしのチョイスは間違ってはいなかった♪』

『それにしてもハムスターって色の判断つかないのかなぁ。キノコだったら死んでるぞ。』

『明日の宿題って数学のプリントだけ?』

『だよ~。おぉ!ハム助エサ口にいっぱいためてる!こいつ可愛いなぁ♪』

『数学の野口先生って問題の出し方イジワルだよね~まったく!』

『だね~。おぉ!今度はコロコロで遊ぶんですか?口にあんなにいっぱいエサ入ってても大丈夫なんだなぁ。』

『それに、前の授業の時わたしをとばして次の人に当てたんだよ!酷くない!?』

『だな~。なんだこいつ♪外に出たいのか?ダメですよぉ!』

『……。もう外暗いよ。どうする?』

『だよな~。おぉ!口からエサ出してる!ボカッ!痛っ!な、なんだよ!』

『ちゃんと人の話を聞け!!』

『き、聞いてたよ!…ちょっとな。』

『どうする?ご飯食べてく?』

『うーん、今日の献立にもよるな。』

『今日はカレーライs『ご馳走になりまーす!!』

『そ、そう。…返事早すぎでしょ。』

『お母さーん。一緒にご飯食べていっていいよね?』

『ども。』

『あら♪いいわよ!』

『やったー!おにーちゃんも一緒にカレー食べていくんだ~♪』

『はっ!カ、カナちゃんがいるのをすっかり忘れていた!!』

『もうすぐできるから座って待っててね♪』

『は、はい。』

『おにーちゃんはこっちー!カナのとなりー♪』

『あんた、カナに随分なつかれてるわね。何かあったの?』

『な、なんもねぇよ!!!』

『…こ、声でかいよ。』