ちょびっと青春。

『ハムスターのエサっていっても色々あるんだなぁ。』

『そうだねぇ。これなんてなんか美味しそうじゃない?』

『おまえ本気で言ってんの?原色だらけでキノコだったら猛毒だぜ?』

『んじゃあ…。』

『あ、よお!』

『おう!ノリじゃんか!今日サッカー部休み?』

『いや、バックレて来た。んな事よりお前らホームセンターでデートかよ!(笑)』

『ノリ君あんた何言ってんの?わたしたちはハム助のエサを買いに来てるだけ。』

『ハム助?』

『…ハムスターの事だよ。』

『…ハムスターにハム助か。まぁ、間違っちゃいないな。』

『それにオレも付き合わされてるって訳。』

『よし!もうこれに決~めた!』

『ちょ、なんかそれ色が毒々しいな…。』

『ノリもそう思う?そうか、分かってくれるか。』

『あぁ、…あれはないな。キノコだったら猛毒だな。』

『なによ2人して!!』

『そ、それでいいと思います。はい。』

『み、右に同じです。はい。』

『よろしい♪』

『それにしてもお前らホント仲良いよな?』

『ま、まぁ幼稚園から一緒だったらそりゃ仲も良くもなるよ!なぁ?』

『う、うん!幼馴染みってやつ!』

『へー、そうゆうもんかねぇ。』

『てゆうか、ノリ何買いに来たの?』

『ん?あ、そうそう。ハムスターのエサ買いに来たんだった。』

『…ノリ君もハムスター飼ってるの?』

『あぁ。もう2、3年は生きてるなぁ。』

『…もしかして…。』

『…ジャンガリアンハムスター?』

『な、なんで分かるんだよ!!お前ら超能力者かよ!!!(笑)』

『…。』

『…。』