続きし君の夢

あなたと居た時に見れなかった月。



あなたと月が見たかったのに見れなかった。



「いつか見れる」

そう言っていたあなたは死んで、私一人になって。


空を見るのが恐くてみれなかった。
月が見えてしまったらどうしようと思っていた。





でもね、私が見たのは月は月でも少し違う月だったの。






それは、










真紅に染まる朱い月。





《朱い月》
(その朱はきっと私の悲しみの色)