「まぁ、あたしが彼氏盗ったからいけないんだけどね。
その彼氏とも、一ヶ月で別れたし。
それからは、とにかく人の彼氏とか好きな人とばっかり付き合った。
勿論その度に友達を無くした。
引き換えに得た彼氏も、長くて二ヶ月、最短だと三日とか、そんな感じだった。
それで高校生になって、二人に出会って、また同じ事をした。
姫月が五十嵐君の事好きなのが分かってからは、五十嵐君を盗ろうとした。だけど、今まであれ程拒絶された事はなかったし、姫月と五十嵐君は両想いだし、なんか凄い悔しくて、宿泊学習の夜、告白するって姫月に言った。
断られる事は分かってたけど、姫月を少しでも動揺させたかった。
それで、告白した。
どうせまた暴言吐かれて終わりだと思ってたのに、五十嵐君、あたしになんて言ったと思う?
……『お前、こんな事して虚しくないのか?』って言われた」
そこで華耶はハハッと笑って見せたけど、その笑顔は今にも泣き出しそうな、壊れそうな、そんな哀しみに満ちた笑顔だった。
その彼氏とも、一ヶ月で別れたし。
それからは、とにかく人の彼氏とか好きな人とばっかり付き合った。
勿論その度に友達を無くした。
引き換えに得た彼氏も、長くて二ヶ月、最短だと三日とか、そんな感じだった。
それで高校生になって、二人に出会って、また同じ事をした。
姫月が五十嵐君の事好きなのが分かってからは、五十嵐君を盗ろうとした。だけど、今まであれ程拒絶された事はなかったし、姫月と五十嵐君は両想いだし、なんか凄い悔しくて、宿泊学習の夜、告白するって姫月に言った。
断られる事は分かってたけど、姫月を少しでも動揺させたかった。
それで、告白した。
どうせまた暴言吐かれて終わりだと思ってたのに、五十嵐君、あたしになんて言ったと思う?
……『お前、こんな事して虚しくないのか?』って言われた」
そこで華耶はハハッと笑って見せたけど、その笑顔は今にも泣き出しそうな、壊れそうな、そんな哀しみに満ちた笑顔だった。
