まじでー!?
とあたしは心の中で叫んだ。美津菜、誘われちゃったじゃん!

美津菜の顔を見ると、真っ赤になっていた。

きっと心の中ではガッツポーズをしているだろう。
いや、喜びの舞いかも。


「い……いいよね?姫月」


突然あたしに振られて、あたしは答えに詰まる。
どうせあたしがやだって言っても同じにするだろう。


「いいよ」


あたしがそう言った途端、美津菜の表情がぱぁっと明るくなった。


「じゃあ一緒で。てか、あそこに居る女の子達はいいの?」


「あー…いいのいいの。晃正あいつらと組みたくねぇって言ってたし」


ふーん……ま、どうでもいい事だけど……。


「班って男女三人ずつだよね?
鳴海達あと一人は?」


「あぁ、圭が入った」


相田圭。最近よく鳴海と五十嵐と一緒にいるサッカー部の男子だ。


「お前らは?」