リストカットの跡、ひどく腫れた腕、そして涙。 彼女に何が起こっているのか俺にはわからない。 けど俺はこのとき彼女の流した一滴の雫がSOSのサインだって、なんとなく気付いていた。 この日から俺は “彼女を守りたい” そう思った。