私と健太が? そんなこと考えた事ないなぁ。ないない…だって幼なじみだもん。 「絢香…?」 「あっ…ごめん。付き合ってないよ!ないない…ありえないし、ただの幼なじみだよ!」 『そっか… ……健太もかわいそう……』 小さな声でなっちゃんがボソッとつぶやいたけど私は聞いてなかった。 「そういえば、なっちゃんは何で英米文学受けてるの?」 『あたしは、将来通訳する人になりたくて、勉強中なんだ』 そうなんだ………