小悪魔メイドはエリート社長様専用

マジで昨日は怒涛の1日だったーー


しかし今朝から既に…美古ちゃんには振り回されていた。
そして今…俺は美古ちゃんに言われるままに『ミンティ』を買いにコンビニに行こうとしている。

それも…澪生を同伴させて…


あいつが俺のメイドのはずなのに…
まるで俺があいつのパシリになっていた。



「…何処に行くんですか?」


「社屋の近くにあるコンビニだ…」


「何を買いに…」


「え、あ…缶コーヒーと『ミンティ』を買いに…」


「………社長みずから…コンビニで買い物しなくても…栗原さんに言えば……!?」



「気分転換だ!!」


キョトンとした瞳で澪生は俺を見つめ返す。