「美古ちゃんはどうして『ハリーポッテー』スキなんだ?」


「え、あ…不思議な力に憧れてるって言うか…透真は?」


「同じだ…」



「へぇ~っ」


俺と美古ちゃんは見つめ合った。


「……キスする?透真」


急に美古ちゃんは瞳を閉じて俺の唇を近づける。


「…よせ」


俺は美古ちゃんに背を向けた。


「しないの?キスしたそうな顔してたけど…?」


「そんな顔してない!!」

俺は強く言い返す。