透真は田園調布の自宅に帰って行った。


私の誘惑にも全く動じない透真。


18歳の私と酒の勢いとはいえ一夜ともにして、その責任感から私に結婚前提の
お付き合いを申し込んでくれた。


でも姉貴の代わり身だと思った私は…拒否。


今…考えると逃した魚は大きかった。


だって社長様ですからーー