「去るのか?」


「前副社長の望みだった…あなたを結婚させると言う仕事が終えましたから…」


「俺を化粧品会社の社長として相応しく改造するんじゃなかったのか?」


「それはそうでしたが…俺も色々と忙しくて…」


栗原は俺が挙式から帰ったとたん…去ると言い出した。


「これからは誰が俺を迎えに来るんだ?」


「それはあなたがキメるコトです…」
俺と話しながらも…テキパキと鞄に荷物を詰める栗原。



「栗原さん!!ゲンキでね~コレ…俺が描いた似顔絵」
澪生は寂しそうに言いながらプレゼントを渡していた。