私と透真の仲を本宮さんたちは祝福してくれた。


週末。

私は4ヵ月ぶりに自宅に戻った。

透真は休日で夏だと言うのに…スーツを着込んでいた。


車を店の駐車場に停車。

初夏の陽射しがアスファルトに照りつける。


手土産まで透真は用意していた。


「暑いなあ~」
透真のこめかみから汗を滲む。
上着のポッケからハンカチを出して汗を拭った。


「早く…行くよ」

私は透真の腕を掴む。


私たちが来るってコトで店は臨時休業。