俺は食間で朝食を食べる。


メイド姿の美古が俺のそばに控える。


「……今夜は何時に帰宅予定?」


「ん…あ…」


不意に聞こえて来た美古の声に俺は胸をドキリ…


「今夜は取引先と会食があるから…遅い」


「そっか~。透真も忙しいね…まあ~頑張って…」


美古は俺の肩をポンと叩く。


「……そうだな~。俺も世帯を持つわけだし…頑張らないとな…」


「!?」


本宮さんが目を円くして俺を見つめる。


「ご主人様…ご結婚なされるのですか?」


「ん…まあ…コイツとな~」


俺は美古の肩を抱き寄せた。


「美古ちゃんとですか???」