「……此処は目立つ…場所を移すぞ」


透真の俺様口調は続く……


「……うん」
素直に私は返事。


私は透真に行く先を任せた。


タクシーに乗って着いた場所は邸宅!?


二人の甘い夜を期待したんだけど……


「……」


透真は紳士的に私を部屋まで送り届けた。
扉の前で私は透真に問いかける。


あんな激しいキスしておいて…それ以上のコトだって求めるのに違いないのに…
透真は求めて来ない。
それがすごく疑問だった。


今までの男は…即行……Hを求めて来た男ばかりで…


「…抱きたくないの?」


「……一線越えるのはお前のご両親に挨拶してからだ…」



「ええ~ッ!!?」