何だか…もどかしい……ーー



透真は濃い目のジーンズに黒のポロシャツ姿のラフな姿で食間に現れた。


「……」


食事を始めるが…透真は食が進まない様子。


右脇に控えていた私は透真に話しかける。


「食欲ないの?」


「ん、あ…別に…そうじゃない…お前のそのヒラヒラしたスカートが…視界に
入って来て落ち着かない…」


「……私は形から入るタイプだから…メイドはメイド服着ないと…」


「……お前も同じタイプか~。俺も同じだ…ゴルフでも…腕よりも先に形を重視
して始めた」


「へぇ~っ」